営業6年やっていました。
手前味噌ではありますが、現在僕は支店トップ3に入る営業マンでした。
こんな僕も過去に「君は営業に向ていないよ」と冷たい言葉をかけられた経験があります。
成績もいまいち、見込み客も作れず自信を失いかけていました。ただでさえネガティブな感情に包まれている状況で「君、営業辞めた方がいいよ」と言われた時は本気で退職を考えました。
【驚愕!】営業に向いていない人は2人に1人!
すいません、タイトルは僕が営業職を6年半行った主観です。ただ僕は何人も営業マンを見てきて感じることです。
向いている人とはごく一部。本当に一つまみの人だけです。
営業マンに必要な能力を一覧にしているデータがあります。
引用元(https://next.rikunabi.com/01/closeup_1233/index.html)
この表を見るとやることが多すぎて「絶対無理、自分は営業に向いていない」と考えるのも無理はないですよね。
そもそも考えてみてほしいのですが、営業に向いていない人とはどんな人の事を言うのでしょうか?
僕は「向いてないの定義」って難しいと思うんですよね。
僕の意見としては営業に向いていないと言われても、そんな言葉に感情を揺らされるよりも営業力を上げることを第一に考えましょう。
営業に向いている人には性格のタイプがある
営業成績が伸びる人には共通の性格があります。
- 向上心が高い人
- 同じ作業をすることが苦手な人
- 新しい情報にアンテナを張っている人
- 人と話をすることが好きな人、苦にならない人
上記4点を詳しく解説していきますね。
①向上心が高い人
営業職の世界は歩合制の給与形態が多く成果を出せば出した分だけ報酬に繋がります。
向上心の高い人は営業には完璧に向いていて難題であればあるほど燃えるタイプが多く、成約に導き対価を得ることで更に向上心を作っていきます。
「収入を多く稼ぎたい!」「成果に合わせて報酬をもらいたい!」など上昇志向の人には営業に向いていると言えるでしょう。
②同じ作業を繰り返すことが苦手な人
事務業や工場など仕事内容がルーティン化されていることが嫌いな人は営業に向いていると言えます。
日々刺激的でありたいと感じ、アクティブな性格の方は一度は営業へのチャレンジを考えてみてもいいかもしれませんね。
じっとしている時間などを苦痛に感じる人などは営業には多く、常に新しい目標へ向かって進みます。
③新しい情報にアンテナを張っている人
僕の会社の営業マンもよく売る人の特長として情報のアンテナが張っている人が多いです。
日常的に世間の情勢や市場の変化など常に情報を仕入れており、お客に対し発信をしています。
受け身ではなく、自ら情報を取りに行き職場で活かす人は営業に向いていると言えますね。
④人と話すことが好きな人、苦にならない人
「人が好き!」このようなタイプの人は生まれ持った営業マンでしょう。
営業の仕事をしているとコミュニケーションは必ず必要になりますが、仕事だからこそコミュニケーションを積極的に取っていると言えます。
人と話をすることが大好きな人がいますが、そんな特長の人は多くの顔が広く友人も沢山います。情報も周りからどんどん入り人が好きだからこそ嫌味の無いコミュニケーションはもはや才能とも言えます。
例外もあります。
例えば芸人さんにも同じような特長を持った人です。仕事ではテンションを上げて話をするが普段はそこまで明るくないタイプの方もいます。
営業に向いていないかを診断するのにもう少し深掘りした記事を書いていますので時間がある時に読んでみていただけるとキャリアの参考になると思います。
営業に向いていない人ってどんな性格をしている?
次に営業に向いていない人の特長です、
というのも向いていないの人の特徴はすぐに分かります。
以下のタイプです。
- 向上心が低い
- こまめな連絡、報告が苦手な人
①向上心が低い
営業に向いているタイプで紹介をした向上心が高い人の反対のタイプです。
コミュニケーションレベルが高い低いなどテクニックの話しではなくメンタルの問題です。仕事に対し向上心を失った営業マンは成果を出し続けることは難しいです。
日々顧客と顔を合わせる営業マンは仕事に対し熱量が無くなると自然と成績も下がってきます。
指示待ちのスタンスで仕事をしたい人などは営業職は辛いでしょう。
向上心が低い人というのは営業に向いていないと言われてもおかしくないでしょう。
②こまめな連絡、報告が苦手な人
営業は常にクライアントや顧客と商品の成約が決定するまでは頻繁に連絡のやりとりを行わなければいけません。
- 挨拶電話
- アポイントの獲得
- お礼のメール
- etc
こまめに連絡を取り合うことが苦手な人というのは営業には不向きと言えるでしょう。
トップ営業マンは連絡をまめに行ないます。常に信頼関係をどうやって構築していくかばかり考えていますので、自然と連絡のやりとりが交わされるようになるんですね。
報連相などのこまめさは性格に出るかもしれませんね。
営業に不向きと言われた時の対処法
では「君は営業に向いてないよ」と言われた際にどのような対処法を取ればよいのか?
僕の体験談を含めて書いていこうと思います。
この方法を実践すれば、まず営業成績で悩むことは無くなりますよ。
内容は以下3つ
- 営業スキルを上げる
- 社内営業に力を入れる
- 営業成果にこだわらず相手の為に尽くす
関連記事に営業を辞めたくなる気持ちになってしまった際の解決方法を書いています。気になる方はどうぞ。
対処法①営業スキルを上げる
まずはシンプルです。営業スキルを上げましょう。
営業スキルやセールススキルは意外に簡単に上がります。社内で活躍する営業マンになるレベルだとコツさえ掴んでしまえばそんなに難しいことではありません。
また営業スキルは1度身に着けてしまえばどこでも通用する技術です。転職し商品が変わっても内容は似たようなものですし、人間相手にすることなのでスキルもそのまま応用できるでしょう。
短期間で一気に勉強して身に着け一生使える宝のスキルを身に着けましょう。
対処法②社内営業に力を入れる
次に社内営業に力を入れましょう。
営業に成果が出ないのは環境、エリア、人間関係など要因は様々あります。成績不振を手っ取り早く解決するには社内営業が僕はお勧めだと思っているのでチャレンジしてみて下さい。
また上司との関係も良好になります。
上手く関係性が作れるとアドバイスをくれたり、お客を紹介してくれたりと可能性は大きく広がります。
対処法③営業成果にこだわらず相手の為に尽くす
仕事への成果は周りの同僚と比べてしまうことがあるかもしれません。
しかし人と自分を比べることで劣等感の方が勝るのなら他人と自分を対比することはやめましょう。何も得るものはありません。
僕達営業マンはお客の利益を生むことが仕事です。結果、その利益が自分に返ってくる。
同僚と競う気持ちも分からなくはありませんが、競うあまりに売らなくてもいい商品を売ってしまったり焦りに繋がります。
他人と競うのではなく、自分と競いましょう。自分と競うということは能力を磨き、信頼関係を広げることです。
営業に向いていないと感じたら転職も検討しよう(時間は有限です)
沢山の努力をして、それでも営業に向いていないと感じたら転職も考えてもいいかもしれません。
頑張ったのですから転職は逃げてでも何でもありませんし、むしろ新しい自分の可能性を見つけることができる大きなチャンスです。
以下、僕がおすすめする無料で使える転職エージェントを紹介します。
営業から転職を希望する人
コロナ禍の影響もあり、現在活発に動く転職市場ですが、ぶっちゃけ使わない手はないです。
僕も転職活動を何度もしてきましたが、自力では時間もないし、情報収集もできないし、手が足りませんでした。
しかし転職エージェントや転職サイトを活用することで自分にベストな求人情報を簡単に見つけることができます。
また求人が見つからなくても登録だけしておけば定期的に連絡をくれるので安心です。
また営業職でなくてもマーケティング業務や広報など自力では到底叶わなそうな求人も検討できます。まぁすぐれたシステムができたものです。
営業に向ていないけど続けたい!それなら戦場を変えよう
自分なりにやりきって努力した末に営業に向いていないと感じたら次は転職を視野に入れましょう。
強烈なストレスを抱えたまま営業をしてもストレスが溜まる一方です。
向いていないことや、嫌いなことを続けていても時間を捨てていることと一緒なので早めに手を打った方がいいと思います。
では、具体的な解決事例を紹介します。
営業が好きなら同じ営業職で転職をする
「向いてないかもしれないけど営業職が好きなんだ!」という方がいらしたら同じ営業で転職をして販売商材を変えるのもおすすめです。
再チャレンジってやつですね。
僕は現在の会社は営業2社目ですが、1社目と2社目の環境はあまりにも違いました。
「同じ営業職でもこれだけ差があるのか!」と驚愕した経験があります。1つだけの場所だけを見て「営業なんて嫌だ!」と決めつけてしまうのは非常にもったいないことだと思います。
全く違う業種へ転職をする
次の解決法は別業種へ転職することです。
向いていないと感じたらすぐにでも転職を検討しましょう。
この記事を読んでくださっている方が営業が好きなのか嫌いなのかは分かりませんが、違う業種へ行っても営業の経験は必ず役に立ちます。
営業が好きなら違う業種へ行き経験を積んでまた戻ってもいいかもしれないですね。
広報や人事など営業力を活かした仕事は沢山ありますので求人情報をチェックしてみるのもいいですね。
自分の才能を発掘する適職カウンセリングを受けてみる
自分の才能は自分だけでは見つけられないケースって以外にあったりするんですよね。
自分では営業に向いていないと感じてても、実は商材が変わるだけでみるみる頭角をあらわしたり、話をすることが好きでも営業とは違ったコミュニケーション能力を発揮できたりして。
商品を売るというコミュニケーションと人事に必要なコミュニケーションって同じ言葉でも全く種類が違ったりするんですよね。
ボクシングとキックボクシングみたいなものです。同じ格闘技で「一緒じゃん!」と思うような内容でも実は全く違ったりすることもある。
一度カウンセリングを受けてみるのもありだと思います。
営業に向いていないから辞めたい!退職は理由を明確にすることからはじめよう!
まずは営業を辞めたい理由
- ノルマがキツイ
- コミュニケーションがうまく取れない
- 残業が多い
- 上司と馬が合わない
- 内向的な性格が営業と合わない
- etc
このような感じで実に様々な意見がありますね。
営業を辞める前に確認して欲しい3つのポイント
僕の同僚が「僕、営業向いてないと思うので辞めたいと思います」と言われたらどのように助言するかを考えてみました。
チェックして欲しいポイントがいくつかありますので、いくつか紹介します。
これから紹介するポイントで営業職が向いていないと思ったら転職も考えてみてはいかがでしょうか。
チェックポイント①悩みをしっかり分別しよう
仕事を辞めたい理由は沢山あると思いますが、まずはしっかりと悩みを分別し、解決できる問題かできない問題化に分けることが大切です。
例えば「ノルマがキツイ」などは営業やセールス業界に携わる独自の悩みのポイントと言えます。「残業が多い」などは解決できる問題かもしれません。
悩みの分け方としては「解決できる」「解決できない」「好き」「嫌い」「向いてる」「向ていない」と業務上の内容と自身の感情を分けて考えることが大切です。
事実と感情がごちゃごちゃに混合してしまうと、転職をしてもまた同じ悩みにぶつかりかねません。
仕事を辞める前にまずは「明確に悩みを分別し客観的に見てどう解決していくか?」を可視化することなど一つのポイントです。
チェックポイント②正しい知識を学んでいるか
僕は営業の駆け出しの頃は悩みは沢山ありました。そんな時、先輩にいつもアドバイスをもらっていたわけです。
学びになることもありますが、反対に逆効果になり悪影響を与える先輩もいます。
例えば「営業は商品知識なんていらなんだよ。信頼関係が一番だからいかにコミュニケーションをとって相手との信頼が構築できるかが大切なんだよ」と助言をもらったことがあります。
今振り返ると絶対に間違いだと気づきました。商品知識が必要ないことなど絶対にありえません。
僕も真に受けて商品知識を勉強することなく営業活動に励んでいたのです。しかし浅い知識しか無いので正しい営業も出来るわけもなく、成約に繋がらないまま時間を過ごした苦い経験があります。
どんな職種、業界でもそうだと思いますが「どんな人に出会うか?」は非常に重要です。
チェックポイント③成果の分だけ報酬を得ているか?
僕が営業を続けてこれた理由として「成果を出した分だけ報酬に繋がること」です。結果の分だけ稼げるのはセールス業界の特長です。
工場や事務の仕事ではどれだけ成果を出しても急激に収入が増えることなどありえません。年々数千円づつ給与が上がていくのが通例。しかしセールスの世界では結果が全てです。こんな夢のある世界はありません。
反面、売上を作れなければ辛い職業ではあります。だからこそ結果が出なければ向いていないと考えるのだと思いますが。営業と言っても歩合制ではない営業職もあります。
営業の中では比較的に楽と言われていますが、成果を出した分だけお金をもらえるのが営業の醍醐味だと思っているので僕としたら少し物足りなさを感じて転職してしまうかもしれません。
営業に向いていないと判断した際の次なる行動は?
対策を試みても上手くはいかなかったとしたら転職を行えばいいと思います。
できれば営業職と本気で向き合いましょう。でないと、結局のところ営業に向いているか、向いていないかがはっきりせず感覚的な判断してしまうからです。
真剣に仕事に取組み営業に向いていないと分かればスッキリと次のステージへいけます。
「営業は嫌いだけど、人に物を売ることは好きだと分かった」となればコピーライターやアフィリエイターの道もあるだろうし、人に物を売る行為が嫌いであれば事務業などもいいでしょう。
真剣な行動には必ず見えてくるものがありますので、答えを出す際は慎重に行いましょうね。
水面下での転職活動を行う
現時点で営業職にストレスを感じている人がいると思います。
僕たちは感情で動いてしまう生き物なので、ついつい勢いで退職願いを出してしまいがちです。しかし、勢いで退職届を出してしまうと先行き不透明な身になってしまうので、計画的に退職は考えましょう。
就活のポイントですが、自力で探すのではなく転職エージェントを活用することです。一人で仕事を探すだけでは不十分。時間も取れませんし、情報量が少なすぎます。
また自分が世間でどれぐらいの市場価値があるか分かりませんので適職が選べる可能性が低くなります。本当はもっと収入が高くなるはずなのに、選択ミスをして転職後に年収を下げてしまったなんてことになるともったいないですからね。
詳しくは関連記事に書いていますので、是非見てみて下さい。
退職した人と連絡を取ってみよう(可能であれば)
次に僕がよく行う行動は退職をした信頼する先輩(後輩)に話を聞くことです。
これは凄く効果があります。というのも、先輩は自分よりも転職経験が豊富です。失敗談なども聞けるでしょうし、転職をするべきかなどについてもアドバイスをもらえます。
内情を知っている人が辞めた後に外部目線で会社の雰囲気や業務内容の感想を聞くことは得るものが多いです。退職をしてよかったと感じる人もいるでしょうし、やっぱり辞めなければよかったと感じる人もいると思います。
自分がやりたいこと、目指すべき姿をイメージしながら話を聞き決断の材料として話を聞くこともありだと思います。
【まとめ】営業に向いてないとしたら冷静に対策を練ろう
「営業に向いてないと言われた」際の対処法をまとめました。
向ていないと言われても特に気にすることなく、自分のやり方で一生懸命に頑張ることが大切です。また他人と競うのではなく、自分の価値を上げる努力をしましょう。
営業の可能性は無限大にあります。トップセールスマンの需要はこれからもどんどん広がります。引く手あまたです。今の職場でスキルを磨き実力がつけば、転職などをして営業舞台を変えることも一つの方法です。
一度しか無い人生ですから、営業に向いてないと言われて真に受けていけません。時間の無駄ですからね。
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