いきなり人事って言われると「マジですか~。超地味な気がしますけど~」なんて思っちゃったりします。
私も人事の経験は2年ぐらいですが、はじめは戸惑いもありました。
結論として人事の経験を積むことは今後のキャリアに超生きてくるってのが私の見解です。
これから説明しますが、どんなポジションに行くにしても「人事の経験はありだな」と思う瞬間は多々ありました。
では、経験を元にシェアしていきますね!
人事は会社の顔なので、将来の期待がある確率は高いです
人事は会社にとって重要な部署です。
新人がいきなり人事に配属されたとしたら、それは期待が込められている可能性は高いでしょうね。
僕の経験からも人事に警戒する人物を配置することはありません。少なからず人間性を信用した上で配置をされていると考えていいでしょう。(もちろん、例外もありますが)
人事は信用が無ければ任せられない部署【人事は個人情報の集まり】
人事は個人情報の集まりです。
職員の給与、業務内容、業務への取り組み、プライベートな問題など幅広く把握しています。(プライベートを探るってわけではありませんが、自然と話が入ってくるんですよね)
悪い噂や仕事への取り組み方など人事では必ず情報として入ってきます。
そんな噂を面白おかしく、周囲の社員へ伝えるような人間性では選ばれません。
人事は信用が大切ですから、もしあなたが人事に選ばれたのなら信頼に値する存在だと認知してもOKだと思います。
これから人事は注目部署となる!決してダメな部署ではない!
ネットでよく見る情報があります。
それは「人事は無能な人が行く」という誤った情報です。完全な誤報なのですが、今や人事は確実に企業の中枢に属しています。詳しくは(人事部の無能さが企業にとって有害である理由とは?)
人事は有能でなければ成り立たなくなっている強み
人事はHRという呼び名にする企業も増えており、企業内でも存在感が増しています。
HRは「Human Resources」(人材資源)の略であり、組織内で人材に関連する様々な機能を管理し、支援する部門や職務を指します。
情報社会の今、退職者が多い企業や労働環境が整っていない会社は淘汰されます。生き残ってはいけません。
人事が無能な職員の集まりというのは古びた情報で、
働き手は企業をじっくり選ぶ時代になっている
ただ求人を出せば人が集まる時代はとっくに終わりました。
業態や職種にもよりますが、企業は人材確保の為にあらゆる工夫をしなければ人は集まりません。
人事はどうやって優秀な人材を集めることができるのかがテーマです。
よく発想がユニークな企業などが福利厚生を充実し、認知を増やすことなど行っています。これも人事の一つの戦略かもしれませんね。
「新人で人事はなぜ?」と思うが、実はメリット多数
初めに人事の担当につけば、コミュニケーションスキル、法的知識、時代の変化(多様性への対応)などを幅広く身につきます。
今後に人事職が世の中で注目される内容について紹介します。
人事はただの人の管理ではなくない
人事職はクリエイティブの無い世界だと思っている方が多いです。給与計算、労務管理など地味な毎月のルーティーン作業ばかりだと。
ですが、先端企業では大きく変化しています。
先ほどHRと紹介しましたが、人事はHRの一部門や機能の一つと理解しましょう。人事職は幅を広げ、クリエイティブな業態へと進化していっています。
なぜなら、人事は現場と強い関わりをもち、上層部が把握していない「人」に対する情報を間近で見ているからです。
その結果、経営や戦略にも積極的に携わり、企業バリューの底上げに一緒に立ち向かうようになりました。
積極的な人材採用
人事担当者は組織の目標達成に向けて、戦略的な人材計画を策定し、リーダーシップにアドバイスを提供する役割を果たしています。組織の成功に対する貢献が高まり、職種の価値が向上しました。
多様性と包摂性
現代の組織は多様な労働力を求めており、人事部門は多様性と包摂性の促進が必要です。あらゆるバックグラウンドや価値観を持つ従業員を受け入れる文化を作り上げる役割もあります。社会的な課題にも対処するために重要な要素となっています。
働き方改革
世界中で働き方改革が進行中であり、人事部門は柔軟な労働条件や従業員のワークライフバランスを重視する役割を果たしています。組織が従業員を引き留め、新たな才能を引き寄せるのに役立っています。
ただの労務管理ではなく、人を介して企業を成長させていく。これが人事の仕事になっています。
人事に配属されることで身につくスキル(新卒には最高の武器になります)
人事職で身につくスキルは主に3つです。
- コミュニケーションスキル
- 法律知識
- プレゼンスキル
1.コミュニケーションスキル
人事では常に人と関わり仕事を進めます。
求職者、社員など多くの交流がありますので、コミュニケーションは避けて多れません。
しかし、人事スキルが高まってくればポータブルスキルへと昇格します。
どこで働いても、新しいチャレンジもコミュニケーションスキルは欠かせません。
2.法律知識
社員を守るための法律や、社内規定、トラブルなど全ては法律を元に対応します。
法的な基礎知識がまんべんなくあるだけでも、市場価値は高いです。
多くの人は法律知識は意外にもありませんからね。
特に労働に関する法律知識などを把握しておけば、転職時などにも大きな武器となり、キャリアアップにも繋がります。
3.プレゼンスキル
人事はプレゼンとは無縁には感じる方もいらっしゃると思いますが、実は大きく関係します。
求職者へのプレゼンなどは人事が対応します。
魅力ある企業PR、社内での研修など実はプレゼンをする場は多数存在します。営業職などにも通じますし、広報などにも精通するでしょう。
また上司に新しい福利厚生などの考案もプレゼンの一つです。
新卒で人事に配属になったらラッキー!ぐらいの感覚でいい
新人でいきなり人事に配属されたとしても、マイナスではありません。
むしろプラスと考えてよいと思います。
ただ、企業によっては旧態依然とした環境であることや、経理と労務が一体になっている会社など例外はありますが、どんな場所においても学んで損はないと思います。
労務は労働に関する知識は全て詰まっているので、どこへ行っても役に立ちます。
ぜひ、頑張ってみてください。
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