僕は現在、営業職で年収850万ほどまでになりました。営業職としては2社目です。しかし、1社目は1年ほどで退職しました。
理由は上司からの圧力が主な原因でした。性格的にも会わず、意見の食い違いもしょっちゅうでした。周りもフォローしてくれましたが、何となく他人事。
「いや、営業スキルも低い僕に一体、どうしたらいんですか?」と心の中で叫びたくなるような毎日でした。苦しかったなぁ。
仕方ないかと思いつつも、寂しい気持ちがありました。営業の仕事はまぁまぁ楽しいけど、要領が分からず毎日が必死。
結論から申し上げると営業を1年で辞めるのは仕方ないかなという印象もあったり。
ただ今振り返ると対処法なんかもあったりしますので、今回の記事では紹介しようと思います。
新卒営業マンが仕事を辞める理由は?
新卒の営業マンはまた違った悩みになると思います。
僕の部下も沢山仕事を辞めていきましたが、新卒の人と30代では違った辞め方をしています。
新卒の人が1年で辞める理由
30代が辞める理由としては仕事にも慣れてきており、大きな仕事も任られるようになります。やりがいは年齢と共に増してきていますが、同時に苦痛な時間も増えてきます。
労働時間が長くなり、目標売上の達成へのプレッシャーだったりと悩みの角度は変わってきます。
新卒1年目での人の場合は、仕事の要領が分からず、人間関係に悩み仕事を辞める理由が多いように感じます。
例えば、新卒1年目の多い悩みとして「営業のやり方を教えてもらえない」という悩みがありますが、この問題は明らかに会社側の責任です。
大企業になると研修もしっかりと充実しており、人材も豊富なため、若手営業が続々と育つ仕組みが出来上がっていますが、中小企業の場合はそんな人材育成の仕組みが出来ていません。
日々の業務に追われ、会社自体が営業成績を上げる為に必死なので、新人営業マンへ時間をかける余裕がなかったりします。(もちろん会社によりますが)
また残業なども多く中小企業特有の根性論営業が未だに根付いている会社も沢山あります。
営業を辞めた後に転職先はあるのか不安
1年で営業を辞めることに不安を抱くのは、その後の進路が決まるかなどの不安でしょう。
すぐに辞めてしまうことで、次の面接に行っても「また、すぐに辞めてしまうのではないか」と思われるのではないかとの恐れですよね。
確かに会社をすぐに辞めてしまうのはポジティブな印象はないかもしれません。ですが、時代も日に日に変化しています。
実際に僕も経験していますが「明確な理由」「解決を目指した内容」などがはっきりとしていれば新しい面接先でも問題なく再就職もできると思います。
冒頭にも触れましたが、僕は一社目の営業は1年経たずに退職しました。
理由は上司と上手くいかないことが主な原因です。
サービス業などは経験していましたが、僕は全く営業職の未経験。
始めの1週間は上司も「まぁゆっくり頑張っていこうよ」と声をかけてくれましたが、すぐに僕への当りが強くなってきました。
そんな日が続く中で僕が先輩と営業を同行する日が作られました。
僕が先輩の営業について回るのではなく、先輩が僕の営業をサポートしてくれるパターンです。僕は当日に先輩が同行しれくることを聞かされたのですが、予定になかったため、準備を怠っていました。
先輩を待たせる格好になっていたので急いで準備をし外出したのですが、僕を見ていた上司はイライラしていたのでしょう。
営業先から社に戻ると上司に呼ばれ僕はかなりの勢いで叱られました。
上司「お前、なんで準備してなかったんだ?」
僕「すいません、急に決まったので準備不足でした。」
上司「準備不足って、いつもどうやって回ってんだよ」
僕「いや…….」
上司「お前、ほんと営業向いてないよ」
こんなやりとりで、僕はかなりストレスが溜まってきました。確かに準備をしていなかった僕が悪かったのですが、行く予定が無い場所だったので準備していなかっただけで、本日行く予定の準備はしていたのです。
全ては言い訳になってしまうのかもしれませんが、営業1年目の僕にとっては非常に辛く「辞めようかな」と思ってしまうほどショックでした。
営業を辞めず、快適に働く具体的方法は?
では、僕の経験を元にどうやって営業人生を歩んでいくか?ということですが、人間関係の構築がテーマと自分の働くスタイルを決めることです。
- 社内の人間関係を作る
- 自分の働くスタイルを決める
1.社内の人間関係を作る(社内営業)
社内の人間関係は本当に大切です。
「俺は社内の人間関係とか嫌いなんで」と思う人もいるかもしれませんが、トップ営業マンを分析すると社内での人間関係を作る能力が極めて高い人が多いです。
では、どうやって社内の関係を作るのか?
まずはこちらから声をかけることです。シンプルです。
朝あったらこちらから声をかけ挨拶などをしっかりと行いましょう。上司や同僚にも挨拶を行い、雑談なども合わせて出来るようになりましょう。
ポイントは社内での人間関係を作ることも仕事の一つです。
2.自分の働くスタイルを決める
次に仕事へのスタンスです。
仕事を全て割り切って考えることを僕は覚えました。
- めんどくさいことも仕事の一つ
- 怒られることも仕事の一つ
- 上司と会話をすることも仕事の一つ
- 同僚と会話をすることも仕事の一つ
ストレスになる項目があるかもしれませんが、僕は仕事として割り切ることにしました。
もちろん、同僚と会話をすることも仲の良い同僚はプライベートな楽しい時間になることもあります。嫌いな人と話をすることも仕事の一つと考えています。
上司に怒られることも仕事の一つ。これはスタンスの問題で、メンタルに非常に有効です。
怒られても「まぁこれも営業職の一つだから」と考えると非常に楽になりました。怒られることが仕事とかありえないと思う方も多いとは思いますが、ある程度割り切ることも自分を守ると言う点では必要なのかなとは思います。
僕の一社目、二社目の営業転職
前にも書いた通り、僕は営業では2社経験しています。
現在も2社目で仕事はしていますが本当に楽しく仕事をさせてもらっています。
1社目とは大違いです。環境でここまで働きがいや充実感に変化が起こるとは正直思いませんでした。
そんな転職の経験があるからこそ言えるのですが、環境選びは驚くほど大切です。自分の可能性を引き出してくれる環境へ変わることは人生を左右するほど大切なことだと感じます。
もし今の職場で仕事を辞めるかどうか検討している最中だとしたら、ある程度自分の中で解決策をとった後にどうしても仕事が合わないと感じたら転職もありだと思います。
【まとめ】営業を1年目で辞めることもなしではない
いかがでしたか。営業を1年目で退職をしたとしても、ネガティブに考える必要は無いと思います。
必ず自分に適した職場は存在しますし、自分に合った職場で働くと得るものが1と100ぐらい違いがあります。
巷では「1度就職をしたら3年間は働こう」と謎の格言がありますが、僕は否定してしまいます。3年働くことで得るものもあります。しかし何も得れないこともあります。
何事も自分次第なのですが、合わないと考えると環境はどんどんと変えていくべきでしょう。
働くスタイルはこれから続々と変化していきますので、営業を1年で退職しても自分を責めることなく前向きに生きていきましょう。
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