営業と人事、どっちに進むべきか悩んでいる…という方、多いのではないでしょうか?
営業は数字と人とのやりとりが多く刺激的。人事は社員の成長を支援しながら組織の発展に貢献するやりがいがある。
「でも、どちらが自分に合っているのか迷ってしまう。」
そこで、この記事では営業と人事それぞれの魅力を比較し、あなたに合った職種を見つける手助けをしたいと思います。
結論からですが、営業か人事に迷った際はまず自分の性格を知り職種を選択することがベストです。
営業も人事も、どちらも会社にとって重要なポジションであり、代わりのきかない存在です。
どちらもやりがいのある仕事なので両方を経験している僕がポイントを書いていこうと思います。
営業か人事を選択!絶対に損をしない仕事選びのポイントを紹介
「営業と人事ではぶっちゃけどっちがいいの?」って話ですが、これは自己の性格によるタイプで変化すると思っています。
まずは営業職と人事職の特徴について表にしてみます。
特徴 | 営業 | 人事 |
---|---|---|
仕事内容 | 商品・サービスの販売や顧客対応、契約交渉など | 採用・育成、人材管理、福利厚生など |
必要なスキル | コミュニケーション能力、交渉力、販売力など | 分析力、論理的思考力、企画力など |
傾向 | 外向的、積極的、競争的 | 内向的、継続的、協調的 |
報酬 | 歩合制、成果主義が主流 | 固定給が多い |
勤務時間 | 非常に不規則、残業が多い | 残業は少ない、比較的定時に帰れる |
仕事のやりがい | 営業成績による報酬や自己実現が感じられる | 企業の人材育成に携わることで社会貢献感を得られる |
こちらの表を見るだけで、自分がどっちが好ましいか感覚的に感じるのではないでしょうか。
営業職と人事職のメリット・デメリット
営業 | 人事 | |
---|---|---|
メリット | 高い報酬が期待できる | 社員の成長を支援し、企業に貢献できる |
販売やマーケティングの知識・経験が身につく | 人材に関する専門知識やスキルを磨ける | |
人とコミュニケーションを取ることで、交渉力やプレゼンテーション力が身につく | 企業内の課題解決に貢献できる | |
デメリット | 非常に不規則な勤務時間や残業が多い | ハードルの高い採用活動や解雇など、難しい局面もある |
収入が売り上げに直結するため、業績が不安定な場合がある | 労働法や規則に詳しくなければならない | |
競争が激しく、ストレスがたまりやすい | ヒューマンスキルが求められるため、人間関係のトラブルも起きやすい |
タイプ別診断「営業と人事のどっちに向いているかを判断しましょう」
営業に向いているとされる性格タイプ20個
- コミュニケーション能力が高い
- 積極的に自己表現することができる
- プレッシャーを受けても冷静に対処できる
- ポジティブな考え方を持っている
- 柔軟性がある
- 目標に向かって努力を惜しまない
- 社交的で人を引き付ける力がある
- 自信を持って自分の意見を述べることができる
- ストレス耐性が高い
- 新しいことにチャレンジすることが好き
- チームワークを大切にする
- 責任感が強い
- 短期的な目標だけでなく、長期的な目標も見据えられる
- 相手の立場に立って物事を考えることができる
- 多忙なスケジュールの中でも効率的に仕事を進めることができる
- 好奇心が旺盛で、常に学びを求める
- 自分自身をコントロールできる
- 人に影響を与える力がある
- 話すスピードやトーンなど、コミュニケーションに必要なスキルを持っている
- 状況に応じた適切な行動を選択できる
人事職に向いているとされる性格タイプ20個
- コミュニケーション能力が高い
- エンパシー能力がある
- チームワークを大切にする
- 人と接することが好きである
- 柔軟性がある
- ストレス耐性が高い
- 人を評価する目がある
- 社交的で人を引き付ける力がある
- 周りをよく観察し、物事を的確に判断できる
- 細かいことにも注意を払える
- 情報を分析し、結論を導き出す能力がある
- プライバシーやコンプライアンスに敏感である
- 誠実で正直である
- マルチタスクが得意である
- 人をサポートすることが好きである
- セルフマネジメントが得意である
- 事実に基づいた判断ができる
- 人の可能性に期待することができる
- 新しいアイデアに開かれている
- 組織や法律に関する知識がある
※この診断は個人的に作成したものです。
営業職か人事職を選ぶ際に失敗しないポイントは?
僕がおすすめしているのは、会社を事前にリサーチすることです。
リサーチ方法で情報度が高いのは、オープンワークがおすすめです。
社員の口コミをリサーチ

オープンワークは社員の口コミが見れる便利なツールです。
検索に会社名を入れれば口コミが見えます。
グラフになった総合評価から社員の口コミ、年収・給与まで見れる便利なツールです。

デメリットは小さな企業は口コミ自体が存在しないケースもあるので、入社したい会社の口コミが必ず掲載されているわけではないとこです。
転職サイトや転職エージェントを使って内情を知る
意外にやらない人が多いのですが、僕は転職希望者には必ずおすすめしています。
転職エージェントでは転職のプロが集まっているので、企業内情報を沢山握っています。また無料で使えるものばかりなのでメリットは多いです。
僕も頻繁に利用しますが、避けるべき企業情報や業務内容なども詳しく知れます。
転職エージェントは社内の人間関係までは分かりませんが、会社のカルチャー、残業の有無など目に見える情報はほぼ把握しています。
最近は営業専門の転職エージェントであるアーシャルデザインや人事専門の転職エージェントHRの砦など利用価値の高いサービスが増えています。
転職時期は旬があるので早めのアクションがおすすめ
転職エージェント登録後は旬な時期です。
エージェントも初回登録者には丁寧な対応と豊富な情報量を提供してくれます。
僕も多くの転職エージェントを使いましたが、初回の対応が最もヒアリングをしてくれ、迅速な対応になります。
もし、転職エージェントが嫌なら転職サイトのリクナビNEXTなどもいいです。
転職サイトならエージェントと打ち合わせなどすることなく求人情報を沢山見れますからね。
ただ具体的な社内情報などは転職サイトだけでは分からないので、唯一のデメリットにはなるかなと。
大手や勢いのある企業などはすぐに決まってしまいますので、登録だけしといて「求人枠が空いたら教えてください」と伝えるだけでも便利です。
会社の顔!人事はやさしく思いやりのある人が活躍

では、人事職の内容から紹介します。
こればかりは会社によって業務内容も変わりますので、一概には言えません。
あくまで人事の本質的な部分をお伝えします。
- 会社の顔となって人と交流
- 採用に関わり人事戦略を行う
- 社内の規定変更に関わり働きやすさを追求
人間力の人事!働きやすい環境作りを目指して!
人事は人と強く関わります。まずはここが最大の魅力です。
人事は面接から採用、会社内部の調整、職場でのパワハラ、セクハラの対応など幅広い業務です。



人事というと採用がイメージ強いですよね!
会社の顔として面接を行い、武器となる人材を確保する大事な業務です。
担当者が感じよく接して「人事担当の方が感じが良く採用を決めました」など人事経由での入職も珍しくありません。とても嬉しいことですよね。
それほど人事は会社の顔として大切なポジションになります。
会社の制度改革にも携わる
人事は社員が働きやすい環境作りを行う役目もあるのです。
広報と連携を取り会社のPRにも繋がっていきます。
研修計画を立て、みんなが前向きにスキルアップを目指すことで、会社の縁の下の力持ちとして活躍することもできます。
近年は働き方改革が起こり、古い体質の会社はどんどん取り残されます。
人事の要である採用に関しても多大な影響が起こります。
人事職が悩むとこ
近年は権利主張の激しい時代になりました。
人事にも理不尽な要求が増えたりしています。
特に社内トラブルでの処罰などがあり、会社を代表して本人と話をする機会があります。
最もストレスなのは、会社と社員との板挟みになることです。
ただ人事での得られる経験は会社を裏で支える貴重な存在という経験です。
従業員のメンタル状況などを踏まえ働きやすい職場環境を作ったり、社員に対してよりよい環境を目指していくのは最大のやりがいと経験だと思います。
営業は会社を代表し、仕事を獲得する収益の柱!



では次に営業の紹介です!
企業の存続は集客力、販売力によって決まります。
では、人事職の内容から紹介します。
稼げたいならダントツ営業!
僕は営業職になり年収は850万円にまでなりました。
これは人事ではまず起こらない現象です。
どうせ働くなら多くの金額を稼ぎたいと考えた僕は営業を選びました。
営業はお客様から仕事をとってくることが仕事。トップ営業マンになると会社としては非常に貴重な存在です。
営業は敬遠される人も多いですが、僕が思うのは自分の性格に合った営業職に就けていないことが予測されます。
また営業は転職も成功しやすいです。
優秀な営業マンになると年収1000万を超える契約も可能です。
また優秀な営業マンになると管理職やプレイングマネジャーなどマネジメントなども学べます。
特に20代~30代の若い世代は勢いもあり尚更おすすめです。
「契約を取れない」ことや「営業が上手くいかない」など悩むこともありますが、営業の経験はビジネススキルを飛躍的に伸ばすことができるのが最大のメリットです。


営業か人事どちらに進むべきかは自分の性格とマッチしているかがポイント!
冒頭にも書きましたが、活躍するビジネスマンは営業上手が多いです。
人との繋がり、相手への訴求ポイントをよくよく知り尽くしています。
営業に必要なスキルはビジネス全般に通じる要素が詰まっており、何をするにも必ず武器になります。
どんな職種に就くとしても、必ず交渉やマネジメントなど人との接触は避けられません。
営業経験が豊富な人は特く人脈構成、社内コントロールが圧倒的に秀でています。
無理強いをするわけではないのですが、可能であれば営業職の経験はおすすめしています。
ただ営業職ならなんでもいいわけではないので、僕なりのおすすめ業界をまとめた記事を紹介します。
理由①:相手のニーズを読み取る能力が格段に身に付く
営業は圧倒的に対人スキルを学ぶことができます。
営業の凄さは敵を作らず交渉に励むことです。
僕は人事もやっていますが、ある程度の規模になってくると従業員もいろんな人がいます。
クレーマーのような人もいますし、会社に対してネガティブな噂を流して不利益を生んだりと様々です。
ここで経験の無い人というのはストレスで頭がいっぱいになり「もう人事無理」なんてことになって退職する人もいます。
人事は採用担当、人事戦略など良い面ばかりが目につきますが、心労が重なる業務です。
営業スキルを身に着けていれば、普通1時間かけて解決するところを10分で解決できます。それほど営業マンは課題解決能力が身に付きます。
要約すると「相手のニーズをくみ取るプロ」と言えます。
相手の悩み、イライラ、不安などニーズをくみ取り解決へ向け動けます。
トラブルなども最小限に抑えることができるわけです。
理由②:人事も交渉の連続
人事も労働に対してシビアに捉える従業員との交渉の連続です。
職員間でのトラブルにも積極的に対応が求められます。
最悪な場合は定款など規定により解雇へ誘導するなど辛い仕事なども待っているケースだってあります。
しかし、ここは交渉。相手にこちらの条件を伝えながらしっかり仕事をしてもらえることが出来ればトラブルも解決です。
問題ある社員が真面目に仕事をしてくれるようになれば、人事としての評価も上がるでしょう。
営業ではクレーマーのような人と接触をする経験が多々あります。いくら誠実に接しても必ず文句を言いだす相手は一定数いますからね。
その中でクレーム対応に対して特別ネガティブな感情は無くなってきます。「またいつものやつですか」みたいにスーッと対応可能に。
話を戻すと、人事の仕事には相手との折中案を見つけ解決しなければいけません。
人事に営業が向いていると言えるのは、こういった交渉に慣れているという面もあります。
理由③:営業で身に着けたヒアリング力を活かせる
営業で培うヒアリング力。
一方的に話をする営業マンもいますが、トップセールスマンは大体が聞き上手。話さないといけない状況になったところであの手この手でセールスを行います。
人事の仕事もヒアリングは大きな武器です。
採用活動もヒアリング、社員間のトラブルもヒアリング。常に傾聴がポイントです。僕の経験では人事では営業で経験したヒアリングは非常に武器になりました。
人事にいる先輩も社員の悩みを聞いているようで一方的に話をしている人って結構いるんですよね。
「もう少し相手の声を聴いてあげたら?」と感じたりもします。
僕たち営業マンは「話を聞いて課題を見つける」という大切なポイントは逃さないので営業経験は非常に役に立ちましたね。
営業も人事もどっちも会社の成長を仕事とする
どの仕事においても会社の為に仕事をすることは変わらないのですが、営業も人事も会社の成長にとって重要な部署です。
営業は仕事を受注しなければいけませんし、人事は営業が仕事をしやすい環境を作ること。まさに両輪です。
二つのギアが噛み合って最大限の力を出すことができます。人事を経験して楽しかった部分について書いていきます。
組織は人が全てだと分かった
将来起業を考えている方がいるとしたら人事経験はあってもいいと思います。
というのも、人事に携わることで実に多くのことが見えてきます。良くも悪くもです。
「この人はこんな事を思いながら仕事をしていたんだな」とエモーショナルな部分も垣間見ることができます。
向上心をもって仕事に取り組んでいるのに組織の形態や部署の配置などで可能性を殺してしまっている。
これは人事の仕事をして初めて分かったことです。
頑張る人には頑張れる環境を作ること。あとは給与に見合う仕事をしない人には減給などの対応など平等な世界観を作るべきだなと感じた瞬間でした。(もちろん、経営者の指針をベースに考えますが)
人事には多角的な視点から会社を見ることができます。非常に勉強になっていますね。
チームの衰退がもろに見える
チームで仲が悪ければ、どれだけ実力のある社員がいても業績は落ちます。
僕も客観的に見ていて「こりゃまずいわ」と早急にテコ入れに。チームの衰退する状況というのは大体決まっています。
- 規則が増える
- 管理体制が増え、自由が減る
- 監視状況にある職員にストレスが溜まり
- 従業員のモチベーションが下がる
というもの。
急成長して母体が大きくなり、統率を取ろうとし規則が増える。というのはよく聞く話です。全てが会社の責任ではありませんが、従業員が仕事に対し窮屈に感じてしまうのは衰退の始まりなのだなと感じた瞬間でした。
もろに業績は下がり、皆がやらされ仕事になりモチベーションが急激に下がる。
人事に関わり本当に勉強になったマネジメントでしたね。
仕事に対する使命感を感じた
営業だけの仕事をしていた頃は「仕事は営業が支えているんだ」という気持ちが強った自分がいました。しかし、人事の使命は企業の存続に大きな影響があると感じました。
職員のマネジメントや代表と社員とのビジョンの共有を目指すなど会社の舵を切る重要な仕事です。
人事部の社員に実力者がいれば会社は安定と繁栄を確保できるでしょう。
自分の市場価値を知っておいた方がいいから
どのような組織に所属するかもそうですし、これから自分がどのよな業界で働きたいかもそうですが「自分の価値はどれぐらいか?」を把握することは非常に大切です。
というかやっておいた方がいい。
「あなたのスキル、経験なら年収500万ぐらいです」「これだけの経験があるなら700万ぐらいは狙えます」など自分の立ち位置が分かるからです。
逆に言えば「自分がどうすれば年収を増やせるのか?」と身に着けるべきスキルや経験も理解できてきます。


「おれ、意外に世の中で通用するじゃん!」と市場価値を理解できる
普段から意識高く努力している人は思っている以上に自分の価値が高いことがあります。これは僕もそうでした。
自分ではそんなに理解していないつもりでも周りから見れば、それなりに大きな会社で働くスキルがあると判断される人って結構いるんですよね。
しかし、こればかりは社外の景色を見る以外に知る方法はありません。
【HRの砦】人材に特化した転職サービス
HRの砦は人材業界に特化した転職サービスです。
求人件数4000件以上、書類通過率80%など結果も残すレベルの高い転職サービスです。
人事の働き方は企業によって大きく異なるので、エージェントを通じて会社の中身を知ることができれば不安も軽減すると思います。
人事で働きたいと思っている方は是非登録をおすすめします。
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【まとめ】営業と人事はどっちでも重要な役割を担う


営業と人事のどっちがいいか悩んでいる方へ書きました。
僕の理想としては営業を経験した後に人事の仕事をするというフェーズがベタなような気がしますが、コミュニケーションに自信がある方などはいきなり人事へ行っても問題ないと思います。
しかし社員も30人いれば30通りの人がいるので、気苦労はあるかもしれません。
ですが、非常にやりがいのある仕事であり、会社の重要な部署です。
代表の意思を確認しながらも、社員のモチベーションを上げ目標を共有し、事業の発展に向けて走り出す仕事には変わりはなかったです。
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