「マジ朝から憂鬱だわ~」「正直何を話したらいいのかわかんない」と会社への出勤を考えるとメンタルに降りそそぐストレスは半端じゃありません。
営業を辞めた人の中には、重たい荷物を降ろし、開放感でいっぱいな感覚だと表現する方もいます。
営業の仕事って、自分に合う合わないとかじゃなくて、毎日毎日人に商品を売る行為など精神的疲労の方がつらいと感じる要素が強かったりします。
僕も営業から転職をしましたが、何はともあれ働き先の選択肢を多く持つことはとっても大切ってことを学びました。
結局自分を守るのは心の余裕であり、心の余裕とは経済力と選択肢が多いことです。
この記事で考えることは、営業を辞めたことで得た幸せというより、労働環境や自分の才能に目を向け新たな自分に出会うきっかけを作ることです。
営業を辞めた人の意見はとても参考になります。
営業を辞めて「よかったこと」と「後悔したこと」についても紹介したいと思います。
どちらにせよ、自分の幸福度が上がる働き方を見つけることこれが最も大切な目的です。
営業を辞めて「幸せ組」「後悔組」の意見比較
営業を辞めてよかったと話す意見を見ていこうと思います。
まずは辞めて幸せと感じる意見。
営業を辞めて幸せな意見
営業職の最大ストレスは何と言っても販売成績です。
商品を売るために雇われているわけなので、当たり前っちゃ当たり前なのですが。
ただ会社形態によりますが、営業職のプレッシャーは異常です。
営業は転職組が多いことから、使い捨ての駒のようにダメなら入れ替えを前提として人を雇用しています。
取引先の空く時間にタイミングを合わせた夜の打ち合わせや逆に早朝など振り回されてしまうこともしょっちゅうです。
超競争社会で、よほどの営業好きでなければ成り立たないシステムです。
近年は労働基準も厳しくなり、効率化に努める企業も増えましたが、まだ昭和濁りの文化が続いているのが現状です。
数年働き、振り返ると「何も残っていなかった」なんてことは=人生の時間を捨てていることと同じ。
注意して自分の時間を見つめ直すことは大切です。
営業を辞めて後悔組意見
では次に、営業を辞めたことへの後悔組の意見です。
肯定的な意見は少なかったですが、参考に。
退職を後悔する人は環境に恵まれているケースが多いです。
個人ではなくチーム制や社員間の関係性が良好など協調のバランスが取れている職場です。
営業成績に対して責任感はあるものの、怒鳴りつけや精神論など目に見えない圧迫感を感じない働きやすい環境だったと言えます。
営業職でも数少ないケースではありますが、後悔をすることはメンタルの安心を担保できていることです。
営業を辞めて幸せになるケースは転職に成功した人
成功か失敗かは結果論になってしまいますが。
転職後に更に状況が悪化すれば、営業の方がよかったなんて結果になるかもしれません。
過去と現在を対比するのが、人間の差がですから比べてしまうのは当然です。
ですが、こちらでは営業を辞めて幸せと感じるケースを見ていきましょう。
- ノルマからの解放
- 年収が増えた
- 休みが理想的
- 交渉、駆け引きから解放された
ノルマからの解放
人によってはノルマと聞くだけで頭痛がするほどストレスになる人もいます。
成果報酬の場合、ゴリゴリイケイケな性格で「やったるでー!」と前向きに考えられる人にとってはプラスに出るでしょう。
ただでさえノルマが無くても営業は難しいのに、更にノルマが迫ってくるとメンタルボロボロになってしまうなんてことも。
争いが嫌いな人、競争が嫌いな人にとってはストレスにしかなりません。
社員間でライバル意識を燃やしたり、「彼が4件回ったなら、君は5件回ろう!」など謎の競争意識を上司からも吹っ掛けられます。
あくる日も眠いをこすりながら、アポ件数を絞り出し、気持ちを高揚させてお客のところへ向かう。心とは裏腹な自分を演じることから、精神疲労を起こしてしまっている状態です。
そんな日々から転職し、ノルマ解放の仕事につくと、ストレスフリー過ぎて戻れなでしょうね。
「食欲も増し、笑顔を見る頻度が増えた」なんて言われることも。麻痺していた感覚が戻り、人と駆け引きなく心底から笑いあえる職場に転職した人は営業には戻れないです。
やはり自分が好きなことへ取り組むことがとても大切だと感じられます。
年収が増えた
営業は基本給は安く、インセンティブ制(歩合制)が主流なので、結果として年収が低いケースもあります。
安定した契約が取れ続ければ収入は喜び爆発ですが、反対に言えば常にリスクを抱えた不安定な仕事とも言えます。
あれだけ走り回り、何度も商談するも成約ゼロだと収入は減り、精神衛生上も最悪です。
転職サイトなどで年収ベースで契約し、安定した収入を約束された雇用だと安心して生活も送れるようになります。
友人との旅行や実家帰省など経済的な予定を組めるのは、心理的にはとても安心です。
休みの過ごし方が理想的
これは断トツに多いです。
休みの日にも取引先から連絡や契約の事を考えたりとゆっくり休めない人が多かったのです。
転職後には自分の時間を確保できたことが喜びで、彼は飛んで喜んでいました。
営業の仕事をしていたころは「いつ呼び出されるか、わからないから遠出はしなかった」と話していました。
たまにスマホを置いて時間に制限されず、キャンプに行き休日を楽しんでいると。
休日の過ごし方に変化を起こし、プライベートの時間が確保できるようになりライフワークバランスが最高に向上した一人です。
交渉、駆け引きから解放された
営業は商品を魅力的に見せますが、内心とは違うコミュニケーションを取ることも頻繁に起こります。
取引先のことを思いやっていた仕事が、「いつしか売上を上げるための交渉になっている…」こともあります。
「正直買わなくてもいいよ」と思いながら、相手にセールストークを仕掛けることは、冷静に考えると切ないです。
そんな駆け引きする自分が嫌になり、解放されたいと感じる人は多いです。
これは苦手な人にとっては凄くストレスになりますよね。
無理に仕事を続けることに何の価値もないことが分かった
僕も以前は仕事を辞めることに異常なほど恐怖を感じていました。
友人に相談すると、「うん、わかった。俺も転職組だからアドバイスするわ」と超軽いノリで後日会う事になりました。
僕が転職について悩んでいることを伝えると、友人は鼻で笑い「いや、悩むとかまじ意味ないっしょ」と僕の必死で悩み続けた時間をズバッと切られたのです。
友人からすると、目の前にごちそうがたくさんあるのに気づかず見過ごしているように見えるよう。
転職活動をすることはお金はかからないから行動すれば?
友人のアドバイスはシンプルなものでした。
「迷ってるんだったらさ、別に話だけでも聞けばいいじゃん」と一言。
続けて、「今の仕事が悪くないことはいいことだし、次の仕事を探したいと思うことも自然なことだし。実績に自信が無いなら転職出来ないと思ってるかもしれないけど、悩んでるだけだと求人市場もわかんないでしょ?」と。
確かにそのとうりで転職活動をすることはお金がかかりませんし、話を聞くだけでも何か選択肢が増えるかもしれない。
僕は転職するかどうかはさておき、転職活動をすることを始めてみました。
営業を辞めるのも、続けるも求人市場を見なければ判断できない
今の仕事を転職するにしても、続けるにしても求人市場をチェックしてみるだけでもいいかもしれません。
「文系は営業しかない」などネット上でも様々な情報がありますが、転職活動しなければ何もわからないのが正直なところです。
営業を辞めても20代~30代はチャンスが沢山あります。
僕は20代の時は4回転職をしました。
転職活動を繰り返して確実に言えることは、自分に向いていない仕事を続けることは、 大きな時間的ロスをしてしまっていること。
40代に「今から新しいチャレンジするぞ!」と意気込んでも、成功する確率は極端に低いです。
肉体的にも精神的にも若く活力に満ちている時間は20代~30代がピークです。
感性は豊かで、人に偏見が無く、誰人にも分け隔てなく関われるのは若い柔軟な発想を持っているから。
そんな大切な時間を自分の心の底から望む時間にしなければ、あっという間に過ぎてしまいます。
20代30代は自分の可能性を活かす場所を見つけることも大切ではないでしょうか。
営業以外でどんな仕事がある?
僕は個人的には営業スキルを活かすならweb関係や人事などをおすすめしていますが、住む環境や個人的価値観もあると思いますので、まずは転職サイトをざーっと見渡すことから始めてみてはどうでしょうか?
営業以外で仕事を探す方法
餅は餅屋で転職に関することは、転職のプロに相談するのが手っ取り早いです。
履歴書を書いて自らハローワークに行きパソコン画面を見てポチポチ探すよりも、転職サイトに登録し自分が望む条件を選択してズラーっと見てみることから始めてみてはどうでしょうか。
先ほども紹介しましたが、転職をしなくてもいいわけです。
まずはどんな仕事があるのかを探してみることから始めてみてはいいと思います。
思いもかけない求人に出会うかもしれませんし、現状行きたい会社が見つからないかもしれない。
すぐに結論を出すことはなく、求人市場をチェックすることから始めてみましょう。
求人市場をチェックするおすすめ方法
僕がオススメするのは転職サイトの活用です。
転職サイトは無料登録するだけで求人が見渡せます。
自分が住んでいる環境でどれぐらいの求人件数が掲載されているのかが瞬時にチェックすることができます。
リクナビNEXTや30代ならビズリーチなど無料登録で利用できるので、使ってみてください。
悩みや転職価値観を反映させ、自分にぴったり合った仕事を見つけ出すことができます。
今は転職サイトが主流だから、ハローワークはなくなるよなってくらいに。
転職エージェントと違うのは、専門のスタッフと話をすることなく自分の中で完結できることです。
ただ転職エージェントの方がより自分に合った仕事を見つける精度が高くなるので、両方使うこともありだなと僕は思います。
関連記事に転職エージェントをまとめたものがありますので、暇な時にでもどうぞ。
まとめ:営業を辞めて幸せになるために慎重に転職活動しよう!
本日は「営業を辞めて幸せ!」について書きました。
総評としては、営業を辞めたいと感じた人は相当なストレスを感じながら働いていたのだと感じます。
自分には合わない仕事だったんですね。
楽しく幸せに働くためにも、転職活動は慎重にじっくり行いましょう。
決して、勢いで転職しないようにしましょうね!
営業コラム
コメント