会議で新しい中期経営計画が発表された日のことです。
スライドに並んでいたのは、去年とほとんど同じ言葉でした。「業界No.1を目指す」「既存事業の深耕」。具体的な新しい一手が、どこにも見当たりませんでした。
その瞬間、僕は初めて「この会社、この先どうなるんだろう」と本気で不安になりました。
この記事では、会社の将来性に不安を感じて転職を決めた僕の経験と、その不安をどう見極めたかについて書いていきます。
会社の将来性に疑問を持ったきっかけ
今にして思えば、兆候はいくつもありました。
業界全体の市場が縮小していた
自社の業績だけを見ていると気づきにくいのですが、業界全体のデータを見ると、市場そのものが年々縮小していました。会社が踏ん張っているように見えても、それは縮小するパイの中でのシェア争いでしかなかったんです。
今の会社が悪いというより、そもそも業界全体の先行きが厳しいという事実に、僕は目を向けていませんでした。
新しい取り組みへの投資がまったくなかった
新規事業の話も、デジタル化の話も、社内では何年も前から出ていました。でも、実際に投資されることはなく、いつも「検討中」のまま立ち消えになる。既存事業を守ることに全リソースが使われ、次の柱を作る動きがまったく見えませんでした。
「今は大丈夫」と「この先も大丈夫」は別の話
当時の僕を一番惑わせていたのは、今の待遇に大きな不満がなかったことでした。
今の給料や待遇に満足していても不安は消えない
給料は悪くない、人間関係も悪くない。それなのに「この会社、あと10年やっていけるんだろうか」という不安だけが消えませんでした。今の満足度と、将来性への不安は、まったく別の軸にあるものだったんです。
会社の寿命と自分のキャリアの寿命は別物
仮に会社があと10年持ったとしても、その間に自分のスキルが業界内でしか通用しないものになっていたら、いざというときに動けなくなります。会社の寿命を心配するのと同じくらい、自分のキャリアの寿命を心配する必要がありました。
会社の将来性をどう見極めるか
結局、僕が判断材料にしたのは、業界全体の市場規模の推移、新規事業への投資の有無、そして経営陣が中長期の話をどれだけ具体的に語れているか、この3つでした。
スローガンだけで具体策が伴っていない会社は、危険信号だと今は思っています。逆に、多少業績が苦しくても、次の一手に本気で投資している会社は、まだ伸びしろがあると判断していいはずです。
まとめ
- 自社の業績だけでなく、業界全体の市場規模の推移を見ることが大切
- 新規事業への投資がまったくない会社は、将来性の面で危険信号
- 今の待遇への満足度と、将来性への不安はまったく別の軸にある
- 会社の寿命だけでなく、自分のキャリアの寿命も同時に考える必要がある
- 経営陣が中長期の話を具体的に語れているかどうかが、一つの判断基準になる
もし今、会社の将来性に漠然とした不安を感じているなら、一度、自分の経験が他の業界や会社でどう評価されるのか確認してみるのもいいと思います。ビズリーチのようなサービスなら、自分から動かなくても、外の会社からの評価がスカウトという形で見えてきます。
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