「4月1日付で、大阪への転勤を命じる」
辞令を受け取った瞬間、頭が真っ白になりました。
子どもの保育園、単身赴任にするかどうか、家のローン。数秒前まで考えてもいなかった問題が、一気に押し寄せてきます。
この記事では、突然の転勤辞令で人生の計画が崩れたと感じた僕の経験と、そこからどう考えを整理したかについて書いていきます。
突然の辞令で人生計画が崩れた
転勤の話は、いつも突然やってきます。
あの日の辞令
朝礼が終わった直後、上司から会議室に呼ばれました。「実は」と切り出された瞬間、嫌な予感がしたのを覚えています。
辞令の内容を聞いた瞬間、頭では理解しているのに、感情がまったく追いついてきませんでした。今の生活、子どもの学校、築いてきた人間関係。それら全部が、たった一枚の辞令で崩れていく感覚です。
「拒否権はない」という現実
一番堪えたのは、これが相談ではなく決定事項として伝えられたことでした。
「難しい部分もあると思うけど、頼むよ」という言葉は、優しさのように聞こえて、実際には拒否権がないことの言い換えでしかありません。会社の人事権の強さを、これほど痛感したことはありませんでした。
転勤がしんどい本当の理由
転勤そのものより、それに伴う生活の作り直しがしんどいんだと、僕は思っています。
生活基盤を一から作り直すコスト
住む場所を探し、契約し、引っ越しをする。役所の手続き、かかりつけ医、子どもの転校手続き。当たり前だった生活のインフラを、全部ゼロから組み立て直す必要があります。
これは想像以上に体力と気力を消耗します。しかも、それをやっている間も仕事は普通にこなさなければいけません。
家族がいる場合はさらに重い
独身であれば身一つで動けますが、家族がいるとそうはいきません。
単身赴任にすれば家族との時間が減り、家族全員で引っ越せば配偶者の仕事や子どもの学校の問題が出てきます。どちらを選んでも、何かを犠牲にする感覚が残ります。
それでも受け入れるべきか、迷った
「会社員である以上、転勤は仕方ない」という考え方も分かります。実際、それを分かった上で今の会社に入ったはずだという声もあると思います。
ただ、頭で納得できることと、生活を根こそぎ変えられることへの抵抗感は、また別の話です。納得と受け入れは、必ずしもセットではありません。
会社都合に振り回されない生き方
今回、僕は結局その転勤を受け入れました。ただ、その経験を通して一つ気づいたことがあります。
それは、転勤の有無や頻度は、会社によってまったく違うということです。全国転勤が当たり前の会社もあれば、エリア限定で働ける会社、そもそも転勤制度自体がない会社もあります。今の会社の当たり前が、業界全体の当たり前ではありません。
会社都合の辞令に振り回される生活を続けるかどうかは、実は自分で選べる部分でもあるのです。
まとめ
- 転勤辞令は、生活の計画をゼロから作り直させるほどのインパクトがある
- 「拒否権がない」という決定の伝えられ方自体がしんどさの一因
- 家族がいる場合、単身赴任か帯同かどちらを選んでも何かを犠牲にする感覚が残る
- 納得できることと受け入れられることは、必ずしも一致しない
- 転勤の有無や頻度は会社によって大きく違う。今の会社の当たり前がすべてではない
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