「パソコンの調子が悪いんですけど」
「このソフト使いたいんですけど、いつ入れてもらえますか」
「また同じ質問してすみません、前も聞いたと思うんですが」
情シスに聞くたびに、なんとなく気まずい。返ってくる答えはいつも「確認します」「セキュリティ的に難しいです」ばかり。
そんな情シスを見て、「結局何をしてるのか分からない、無能なんじゃないか」と感じたことはありませんか。
僕自身、他部署として情シスとのやり取りで歯がゆい思いをしてきました。この記事では、情シスが「無能」に見えてしまう構造的な理由と、その状況をどう捉えるべきかをお伝えします。
はじめに:情シスにモヤモヤしている人へ
「パソコン詳しい人」くらいに思われている
頼んだことがいつまでも進まない
セキュリティを理由に、やりたいことが何でも止められる
こんな経験、一度はあると思います。
この記事では、なぜ情シスがこう見えてしまうのか、その背景にある構造と、あなた自身がどう向き合うべきかを正直に書いていきます。
情シスが「無能」と言われる理由とは?
1. 「パソコンのことは全部情シス」という便利屋化
情シスはネットワーク、サーバー、セキュリティ、社内システムと専門領域が幅広い一方、社内では「パソコンに詳しい何でも屋」として扱われがちです。
専門分野が細分化されているにもかかわらず、社員側からは区別がつかず、あらゆるIT関連の相談が情シスに集中してしまうからです。
実際、ネットワーク専門の担当者が個人のパソコンの操作方法まで聞かれるといった、専門外の対応に時間を取られているケースも珍しくありません。
もちろん、それは会社の体制やIT教育の問題であって、担当者個人の能力とは別の話です。ただ、読者であるあなたにとって大事なのは「この人が無能かどうか」より「この会社がITという機能にきちんと投資しているか」のはずです。
💬 補足メモ:情シスが「何でも屋」になっている会社ほど、専門分野ごとの人員不足が根本原因のことが多いです。
2. セキュリティ重視で「できません」を言う役回りになりやすい
情シスの仕事は、会社を情報漏えいやサイバー攻撃から守るという立場上、新しいツールや便利な使い方に対して慎重にならざるを得ないという構造的なハンデを抱えています。
一度セキュリティ事故が起きれば、真っ先に責任を問われるのが情シスであり、リスクを取るより止める方が評価されやすい会社が一定数存在するからです。
実際、現場からは「あれもダメ、これもダメ」と煙たがられがちですが、それは裏を返せば、大きな事故が表面化していないという情シスの仕事の成果でもあります。
とはいえ、理由の説明もなく一律に禁止する、代替案も示さないという場合は話が別です。それは情シスの体制や姿勢そのものに課題があるサインかもしれません。
3. 少人数で全社のITを支えていて対応が追いつかない
情シスは専門性が高い割に、会社の規模に対して人員が極端に少ないという事情を抱えがちです。
ITは直接利益を生む部署ではないと見なされ、増員より現状維持が優先される会社が一定数存在するからです。
その結果、少ない人数で全社員のヘルプデスク対応からシステム管理まで抱えることになり、対応が遅れる、後回しにされるという状態が生まれます。
大事なのは「今の情シス担当者が無能かどうか」ではなく、「会社がどれだけIT基盤に投資しているか」で判断することだと思います。
こうした状態が続いている会社は、ITだけでなく社員一人ひとりへの投資意識も、実は似たようなものかもしれません。今の環境に見切りをつける前に、まずは外の目線で自分の市場価値を確かめてみませんか?
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実際の情シスの仕事とは?
本来の情シスの仕事は、パソコンのトラブル対応だけではありません。
- ネットワーク・サーバーの構築と管理。会社のIT基盤そのものを支えます
- セキュリティ対策。情報漏えいやサイバー攻撃から会社を守ります
- 社内システムの選定・導入。業務効率化のための投資判断を担います
- ヘルプデスク対応。社員一人ひとりのITトラブルに対応します
- DX推進。会社全体のデジタル化を裏側から進めます
🧠 豆知識:優れた情シスは、単なるトラブル対応係ではなく、経営のIT戦略を支えるパートナーとして動いています。
無能な情シスに見える会社に共通すること
実際、以下のような現象が続いている会社は、情シスが本来の機能を果たせていないサインかもしれません。
- 申請から導入までのスピードが極端に遅い
- システムが古いまま何年も放置されている
- 相談してもたらい回しにされる
- セキュリティ事故やトラブルが頻発している
「頼んだことが進まない」「説明が曖昧なまま止められる」。こうした状況は、情シスが機能していないサインです。
もし今の会社がまさにこの状態なら、それは情シスだけの問題ではなく、会社全体がIT基盤に投資できていない証拠かもしれません。
よくある質問:情シスの対応は会社によってどれくらい違う?
Q. どの会社も情シスはこんな感じですか?
いいえ。人員がしっかり確保され、ツール導入のスピードも早い会社では、対応の質もスピードもまったく違います。情シスの状態は、会社がIT基盤にどれだけ投資しているかを映しやすい部署です。
Q. 情シスの対応が遅いのは自分の説明が悪いから?
もちろん説明不足で伝わらないこともありますが、周りの社員も同じように不満を持っている場合は、個人の問題ではなく会社の体制の問題である可能性が高いです。
今の会社の情シス、大丈夫ですか?
情シスは会社のIT基盤を守る最後の砦であると同時に、経営の姿勢が一番システムに出やすい部署でもあります。人員も予算も後回しにされる情シスを放置している会社は、社員一人ひとりへの投資にも同じ姿勢で臨んでいる可能性があります。
情シスへのイライラが積み重なっているなら、それはIT環境の使い勝手そのものより、会社がデジタル基盤にどれだけ本気で投資してきたかという経営判断の結果かもしれません。
ひとまずビズリーチのようなスカウト型サービスに登録だけしておいて、他の会社が自分をどう評価するか見てみるのも悪くない選択です。
他の可能性も含めて広く比較したい方は、30代営業向けにまとめたおすすめ転職エージェント5選もあわせてチェックしてみてください。
まとめ
- 情シスが「無能」と言われる背景には、専門性の細分化と人員不足という構造的な理由がある
- 実際の情シスの仕事は、会社のIT基盤とセキュリティを支える重要な役割
- 情シスへの投資姿勢は、会社全体が社員をどう扱っているかを映す鏡になりやすい
- モヤモヤが続くなら、まずは無料でプロに相談して自分の市場価値を確かめるのがおすすめ
この記事が、あなたの職場選びのヒントになればうれしいです。

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