スマホを開くたびに、また同期の独立報告が流れてくる。
「起業しました」「独立して1年、おかげさまで軌道に乗ってきました」
そんな投稿を見るたびに、僕は素直に喜べない自分がいました。同じ時期に入社して、同じように悩んでいたはずの同期が、いつの間にか自分の名前で仕事をしている。焦りとも羨ましさともつかない感情が、胸の奥でざわつきます。
この記事では、同期の独立ラッシュに焦っていた僕が、その感情とどう向き合ったかについて書いていきます。
SNSで同期の独立報告を見るたびに焦っていた
数年前から、同期の独立報告を見る頻度が明らかに増えました。
「起業しました」という投稿の破壊力
会社員の投稿は、日常の延長線上にあります。でも「独立しました」という投稿は違う。名刺の肩書きが変わり、会社という後ろ盾がなくなり、それでも前を向いている姿がタイムラインに流れてくる。その落差が、いつも僕の心をざわつかせました。
「あいつがやるなら、自分にもできたんじゃないか」。そんな考えが浮かんでは消えていきました。
焦りの正体は嫉妬ではなく比較だった
最初は嫉妬だと思っていました。でもよく考えると、少し違いました。
僕が本当に苦しかったのは、同期という「同じスタート地点にいたはずの人」が先に進んでいるように見えることでした。嫉妬というより、勝手に自分と重ねて、勝手に劣等感を覚えていただけだったんです。
独立と会社員、比べても意味がない理由
冷静になってから気づいたのは、そもそも比較の前提がおかしいということでした。
リスクの取り方がそもそも違う
独立は、収入がゼロになるリスクを背負う選択です。会社員は、給料が保証される代わりに裁量が制限される選択です。どちらが優れているという話ではなく、そもそも取っているリスクの種類がまったく違います。
リスクを取らずに、リスクを取った人の成果だけを見て焦るのは、フェアな比較ではありませんでした。
見えている部分しか比較できていない
SNSに流れてくるのは、基本的にうまくいっている瞬間だけです。独立して軌道に乗るまでの苦しい期間、資金繰りの不安、会社員時代にはなかった孤独。そういう部分は、投稿にはほとんど出てきません。
見えている部分だけを切り取って焦るのは、そもそも情報として不公平だったんです。
焦りを行動に変える方法
焦り自体は、悪いものではないと今は思っています。問題は、焦りをただの劣等感で終わらせてしまうことでした。
僕がやったのは、その焦りを「今の自分の市場価値を確認する」という具体的な行動に変えることでした。独立するかどうかは別として、自分がどれくらい評価されるのかを知るだけで、焦りの質が変わります。漠然とした不安から、次に何をすればいいかが見える不安に変わるからです。
それでも会社員を選ぶという決断も、立派な選択
色々と考えた結果、僕は今も会社員を続けています。それは逃げではなく、リスクの取り方として自分が選んだ道です。
独立している同期を見て焦ることと、自分が独立を選ばないことは、矛盾しません。大事なのは、周りに流されてではなく、自分で選んだという実感を持てるかどうかだと思っています。
まとめ
- 同期の独立報告を見て焦るのは、嫉妬というより勝手な比較が原因のことが多い
- 独立と会社員はリスクの種類がそもそも違うため、単純に比較できない
- SNSに流れてくるのはうまくいっている部分だけで、比較の材料として不公平
- 焦りは、市場価値の確認など具体的な行動に変えると質が変わる
- 会社員を選び続けることも、自分で選んだのであれば立派な決断
もし今、周りの独立ラッシュに焦りを感じているなら、一度、自分の市場価値がどれくらいか確認してみるのもいいと思います。ビズリーチのようなサービスなら、自分から動かなくても、自分に合いそうな会社からスカウトが届きます。
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